発達障害のメカニズムってナニ?~(・・?))

細かい症状を言い立てられるとやたら複雑だし、実のところ中核となる障害が何なのか、一般人にはさっぱり分からないのが発達障害と言えましょう。

簡単な例をあげて、発達障害の中核障害を当事者の立場からご説明しましょう。

ヒトはごく簡単な行動、例えば「テーブルに置いた財布をカバンに入れる」といった動作一つをするにも、データベース上の情報量からすると、とてつもない分量のデーターを瞬時に処理する、驚くべき能力を持っています。例題です。

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財布をテーブルの上に置いたのは、ポイントカードと領収書を整理するためでした。財布を忘れてはいけないので、思いついた時にカバンにしまって置いた方がいいと思い、カバンに入れました。
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この動作を30秒で行うとしましょう。AIロボットが「自立知能」で、自らの意志でこの動作を行えるようになる確率は極めて低いです。

たった30秒でスーパーコンピューターを超える膨大な情報処理が、私たちの中では24時間365日、覚醒時行動、日常生活行動、仕事や家事、社会活動や趣味、そして今も謎のベールに包まれた睡眠時にも休まず行われているのです。

膨大な情報処理には、エラーがつきものです。

健常者の多くがエラーが起こりにくい行動パターンが身につけやすいのは、おおざっぱにいっても数十種類の知能分布のばらつきが少ないため、膨大な情報処理を行なってもエラーの確率を一定に安定した状態を保ちやすいからです。

逆に言えば、「自身の行動のエラー確率を自分でコントロールできる」と思っているのが健常者の特徴かも知れません。

その点、発達障害者は生まれながらに、数十種類の知能分布のどこかに極端な凸凹があります。そのため、情報処理能力が低下しやすい、情報のやり取りが決定的に出来ない部分があり、その部分を他の機能で補うために健常者より全身に負担がかかったり、膨大な情報処理が出来ずにパニックに陥りやすいなどの症状が現れるのだと、今の時点では考えています。

つまり、全日常生活において、発達障害とは、健常者のちょっとした無理をする余力もなく、ストレス耐性も相対的に低いことに非常な困難を感じる障害だと言えましょう。

また、微細脳障害(おおざっぱな脳のある一部の部分欠損、または全欠損)、海馬機能の異常などの説を唱える臨床医もいます。

問題は、知能の凹凸がある発達障害者の成長過程のどの部分で大きな支障が生じ、周囲の「膨大な情報処理をして、必要ならちょっとぐらい無理をしても『ああ、疲れた』」ぐらいで耐えられる人々との社会生活に支障が発生するか、です。

知能の凹凸の細部のどこが問題であり、どうしたらいいのか当事者が理解して対処方法を模索するには、ある程度成長してみないと分からない場合の方が多いのです。

そのため、発達障害児の場合「このような症状が出やすい」「このような行動が起こりやすい」などの「心理検査」や「箱庭療法による診断」などが診断基準となります。

発達障害児・者の症状は、成長段階や成人後、中年期、高齢期などで外的には一定しない人も大勢います。特に成長期のお子さんは、数ヶ月で表面に現れる症状が変わるため、成長期のきめ細かい療育が社会適応や本人の自己実現に有益だと言われるのです。


実際には、成人後も外的な症状は可変的です。が、その変化は成長期ほど目まぐるしくありません。それは、成人後の健常者の生活習慣が固着することとどこか似ているように思えてなりません。

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